大岳環状東側、硫黄岳ルートのポール設置作業完了!
2月末に実施された遭難防止ポール立て作業は天候などの影響で未達区間がありました。今回はガイドだけ集まり少数精鋭で未達区間を整備してきました。大岳環状東側ルートは使う人も多いことから、設置が急がれておりやっと完了いたしました。
大岳環状東側硫黄岳ルートとは
大岳環状ルートは酸ヶ湯温泉を起点とし大岳を回って酸ヶ湯温泉へと戻ってこれるルートです。西回りルートと東回りルートがあります。今回設置完了したのは東回りルートで、仙人岱を経由するルートです。大岳と井戸岳の鞍部にある大岳ヒュッテから仙人岱ヒュッテを通り、硫黄岳鞍部から地獄沢を渡って酸ヶ湯温泉です。
地獄沼から仙人岱を目指す
前回のポール立て作業では、大岳ヒュッテに保管してあるポールを仙人岱ヒュッテに残してタイムアップとなりました。仙人岱から酸ヶ湯温泉までが未達区間だったので、地獄沼からハイクアップして仙人岱を目指します。
ここ数日は寒の戻りで寒い日が続いています。ブナの林間では霧氷となっていましたが、珍しい状態を観察できました。枝についた霧氷はトゲトゲしていて芸術作品みたい。または、小学校時代に理科の実験でやった結晶化のやつ。
仙人岱到着!ポール立て開始
今シーズンのポール立ては酸ヶ湯温泉ガイドTsugawaさんが特に活躍しています。今回も一緒にポール立てを実施できリーダーとして活動してくれました。
人数は4人なので、運ぶポールも多くなります。20本程度一人で運びました。
斜面の雪は硬くアイスバーンとなっていました。ピッケルを使って穴を開けて差し込みました。それでも刺さらない場所は、先端をなたで落として尖らせてから刺していきました。
まとめ
ポール立て作業の再開が天候などの影響で遅れてしまいましたが、やっと大岳環状東側硫黄岳ルートを完了させられました。西側ルートについてはまだ設置できていませんので、注意してください。またここ数日のコンディションはアイスバーンが多くなっているのでツアールートを利用する際は慎重に行動してください。
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