すいれん沼ルートへポール立て完了!いよいよ本格的な春スキーシーズンへ
3月のポール立てを実施しました。2月に設置したルートは酸ヶ湯温泉を起点としたルートですが、3月のポール立ては銅像ルートやすいれん沼ルートなど下山後に車移動が必要になるルートを開放していきます。青空が広がる天気でしたが、南風が強くロープウェイが止まったのでハイクアップして仙人岱を目指しました。3月のポール立てはやりがいのあるイベントになりました。
すいれん沼ルートとは
すいれん沼ルートは仙人岱からすいれん沼までのルートです。大岳ヒュッテから仙人岱までは前回のポール立てで設置済みです。大岳環状東側ルートでは酸ヶ湯温泉へとつながるルートですが、それに合わせてすいれん沼につないでいます。毎年4月1日に八甲田ゴールドラインが開通するので、開通に合わせてすいれん沼ルートを開放しています。
仙人岱を目指してハイクアップ
青空が広がるいい天気ですが、南風が強いです。ロープウェイが運休してしまったので、酸ヶ湯温泉から仙人岱を目指します。
ゆっくりと登ってきて2時間弱で仙人岱ヒュッテに到着です。入り口はまだ雪で埋まっているので、横にあるはしごを使って中に入ることができます。
ポール設置作業へ
仙人岱ヒュッテに置いてあるポールをそれぞれ運びます。人数が多かったので、一人当たりの運ぶ数は少ないです。積極的に持ちたい人もいますけどね。
例年やる気まんまんでポール立てをしているIsseiさん。もちろん今年もやる気まんまんで誰よりも多くのポールを運んでいました。
仙人岱ヒュッテから滑りだして、ポールを設置していきます。ポールを運びながら滑走は難しいんです。みなさんベテランばかりで難なく滑ってきます。
ポールを設置していくリーダーのことをセッターと呼んでいます。今回のセッターは八甲田山歩ガイドのHamaさんです。私はセッターのアシストを担当しました。セッターにどんどんポールを渡していく役目です。
大ベテランが引退
35年間も八甲田春スキーポール立てに携わってきたベテランが今回を持って引退することになりました。まだまだお元気ですが、体力の限界を感じあとは後輩に託すそうです。私たちをそのバトンを受け取って、ポール立てという伝統を続けていきます。
まとめ
ちょっとした問題もありながら、無事にすいれん沼ルートのポール立て作業完了しました。八甲田ゴールドラインが開通する4月1日より開放されます。ぜひご利用ください。
ただし、すいれん沼の雪壁は高く道路に降りられない状況になっています。今後のすいれん沼から道路に降りる方法などについては当webサイトにてお伝えしていきます。
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