5月の八甲田登山はと残雪に注意しよう!ルート見極めは慎重に
スキーシーズンが終わった八甲田の登山道を歩いてきました。
登山道には思っていた以上に雪が残っており、場所によっては滑りやすい雪渓を歩きます。
毛無岱の木道には雪は残っておらず、ミズバショウが見頃です。
毛無岱から酸ヶ湯温泉までの林の中は残雪で登山道でわかりづらくなっています。
八甲田へ登山予定の方は参考にしてみてください。
5月の八甲田登山は気温と残雪に注意しよう
八甲田のスキーシーズンは長く5月まで滑ることができますが、5月末にスキーシーズンを終えたばかりの山へ出かけます。
酸ヶ湯温泉から大岳を登って周回してくる定番ルートで行きましょう。
季節によって様々な色や姿を見せてくれる八甲田です。
5月は新緑の季節で鮮やかな緑色の中を歩けます。
登り始めてまもなく、雪が出てきます。
山中の雪がだいぶ溶けたとはいえ、まだ5月なので雪が残っている箇所があります。
地獄沢手前は雪が多く残る場所があります。
写真奥に進みたいのですが、傾斜は左から右に傾いています。この雪渓を横切るのは安全に行きましょう。
アイゼンまでは必要ありませんが、伸縮式のポールなどがあれば安心かもしれません。
危険箇所をクリアし仙人岱までやってきました。
春のツアーで見かけるこの旗はこんなに背が高いんですね。
逆に言うと、この場所はそんなに雪が積もっているのか。
雪解けのこの時期は湧水量がとても多いです。
ただ、湧き出ているのか雪解けで溜まっているのかちょっとわかりません。
大岳山頂付近は雪があまりないので、登山道はすぐに現れます。
雪はなく、夏と同様の登山道です。
大岳山頂に到着です。
大岳山頂の看板は2017年の台風で壊れてしまいました。
その後、2019年に山頂看板はリニューアルされました。リニューアルされた看板はまた別記事で紹介します。
あっという間に毛無岱まで降ってきましたが、途中の残雪もいくつかあるので気をつけてください。
大岳ヒュッテからは残雪もなく登山道どおりに歩けます。
春一番に咲くミズバショウを見ることができました。
このミズバショウが終わりを告げる頃には、この毛無岱はたくさんの春の花で覆い尽くされることでしょう。
大岳ヒュッテから毛無岱までは登山道どおりに歩けましたが、毛無岱から酸ヶ湯温泉まで不明瞭で道迷いの危険があります。
踏み跡がたくさんあるので、辿れば下山できるかもしれませんが、きちんと見極めた方がいいです。
残雪期の毛無岱〜酸ヶ湯温泉区間では遭難が多発しています。
ここまでくれば、ちょっと安心ですね。
ガイド中いつも言っていることですが、疲れが体にこの傾斜堪えるので最後まで怪我なくおりましょうね。
まとめ
天気に恵まれることが多い5月の登山ですが、まだまだ寒いです。
残雪で道が不明瞭な箇所があるので、慎重にルートを見極めましょう。
無理せずに自分のペースで、場合によってはガイドに依頼するのもいいかもしれませんよ。