実は高級食材のタマゴタケ!料理は素材の味が楽しめるソテーがおすすめ
真っ赤な見た目で敬遠しがちなきのこですが、実は高級食材のタマゴタケです。たまごの殻から伸びてきたような見た目で独特な形です。見た目や形が特徴的ですが、美味しいきのこです。採り方と料理の仕方を紹介します。ただ、天然のきのこは食べられないものもあるので注意が必要です。
タマゴタケの採り方
タマゴタケの特徴
タマゴタケは夏〜秋にかけて、ブナ林などに地面から単生または群生して生えます。
見た目は真っ赤で、毒キノコに思われがちですが実は美味しい高級食材です。
たまごの殻から生えてきているような見た目で特徴的です。
下にあるつぼと呼ばれる場所が、たまごの殻のようです。
比較的、真っ直ぐ伸びるきのこで、軸や傘の裏は黄色です。
食べごろのサイズ
傘が開く前のちょうどいいサイズです。まさに食べごろです。
タマゴタケを料理
下処理
天然のきのこはどれも土がたくさんついているので、水洗いをして土を落とします。
スーパーで買ってくるきのこは虫がついていることはありませんが、天然のきのこには小さな虫から大きな虫までたくさんついています。
短くても10分、長くて30分程度は水にさらしましょう。
ただし、長くさらすのは避けましょう。きのこのだしや旨味が逃げてしまいます。
タマゴタケを水にさらすと、すぐに水が黄色くなってきます。
これだけで色素が出ているんでしょうね。
一口サイズに切る
洗い終わったら、軸とかさを外します。
また、たまごの殻のようなつぼを落とします。
軸とかさどちらも一口サイズに切ります。
軸は中が空洞になっているので、縦に裂けます。
ソテーにする
炭火焼きなども良いですが、自宅で簡単にできるソテーがおすすめです。
フライパンに軽くオリーブオイルをひいて、さっと塩を振ってソテーします。
加熱するとさらに色素が抜けていきます。
抜けた色素が全体に覆われてオレンジ色のような色合いに変わっていきます。
しんなりしたら完成です。
完成
タマゴタケのソテー完成です。
軸とかさで食感が全く違います。
軸はシャキシャキした食感で、かさはぷにぷにです。
味は少し噛むと、じわっと旨味が出てきてクセになる味合いです。スーパーで売っているきのこでは表現できない味ですね。
ご飯に合うし、つまみにしても良いですね。
天然のきのこは注意してください
夏から秋にかけては、様々な種類のきのこが出てきて美味しい季節です。
ただし、天然のきのこは食べられないものもあるので採る時は注意してください。
天然のきのこを採るときは必ず知っている人の指導の下採ってくださいね。
図鑑を使ってたくさん調べて勉強するのも手です。
まとめ
タマゴタケは比較的判別がしやすいきのこですが、見た目が真っ赤なので敬遠しがちなきのこです。
ですが、美味しいきのこで高級食材として扱われています。
夏から秋にかけて、たくさんのきのこが生えてきます。これからたくさんの秋の味覚が収穫できますね。
きのこは食べられないものもあるので注意が必要ですが、自然のめぐみをありがたく頂戴しましょう。