山菜の定番タケノコの採り方!青森では根曲がり竹のことをタケノコと呼ぶんですよ

青森でタケノコというと根曲がり竹のことをいいます。孟宗竹は寒い地域である北東北や北海道では採れないんです。
笹藪の中に入っていき身をかがめながら探します。アクやクセなどがない根曲がり竹は、そのまま焼いて食べる焼きタケノコが一番おすすめの食べ方です。

青森では竹が生えない!?

▲竹林 フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)より

青森では竹が生えないということをご存知でしょうか。

青森を含む北東北と北海道では、寒さゆえに生育環境が合わずに竹が生えていません。

つまり、一般的な孟宗竹が生えないんです。

タケノコ採りは笹藪の中へ

▲笹藪の中に入る

タケノコ採りと言えば、テレビなどでよく見るのはクワを持って竹林に入りますよね。竹林の中で土から頭がわずかに出ているタケノコを見つけて掘るというのが一般的にタケノコの採り方です。

それが孟宗竹です。

しかし、青森のタケノコつまり根曲がり竹は笹藪に入ります。自分の背丈以上の笹の中に突入し、身をかがめながら探します。クワなどの道具は一切必要ありません。

山菜採りで必要な最低限の道具として、長靴や軍手などは持っていきましょう。

山菜採りの装備など詳しくはこちら

▲笹の中

笹の中ではとてもじゃないけど立てません。ずっと身をかがめたまま、時にはヒザをついて這うような姿勢で進みます。

なので、笹の中に入っていくとまもなく自分の現在地がどこかわからなくなります。タケノコ採りで遭難が多い理由は、そういった理由だからです。

また、根曲がり竹が好物なのは人間だけじゃありません。

冬眠から目覚めてお腹を減らせた熊の大好物です。タケノコ採りで熊と遭遇するケースが増えているので熊対策も必要でしょう。

発見!根曲がり竹

▲食べごろの根曲がり竹

姿勢を低く、目を凝らして探すと見つけました根曲がり竹。ちょうど食べごろのやつ。サイズも良さげ。

見つけたら根元に近い位置を手でポキんと折ります。力は必要ありません。生えている方向と逆に追ってやると簡単い採れます。

▲これぐらいのサイズまで

このサイズでおよそ30cm程でしょうか。このぐらいまでなら美味しく食べられます。

これ以上大きいサイズになると、食べられる場所が少なくなり持って帰っても捨てる部分の方が多くなってしまいます。

▲収穫に便利な米の袋

山菜採りで便利なのが米袋です。10kgサイズがちょうどいい大きさです。

スーパーなどの袋でも良いんですが、すぐに破れてしまいます。その反面、米の袋は持ち手はありませんが強度があり破れにくいので、笹藪の中を歩いていても破れる心配は少ないです。

焼きタケノコがおすすめ

▲採ってきたタケノコ

太くて立派なタケノコから、少し細めのタケノコまでたくさん採れました。

この中からそれぞれ料理に応じてサイズわけをします。

味噌汁や炒め物など様々な調理方法があります。どの料理も美味しいですが、タケノコの味を最も感じられる焼きタケノコがおすすめです。

焼きタケノコにするものは、太くて立派なものを選別しましょう。

▲炭火で焼こう

BBQの食材として使いました。カルビを焼きつつ隣でタケノコを焼く。

生のタケノコを皮を剥かずにそのまま炭火で焼きます。皮が焦げるくらいまでしっかり焼いてオッケーです。

▲焼きタケノコ完成

焼きタケノコ完成です。このぐらい皮が焦げるまで焼いてください。

炭火で焼きましたが、ご家庭では魚焼きグリルやオーブントースターなどで焼いても良いです。

皮を剥いて、そのまま食べてもよし、マヨネーズにつけてもうまいです。

まとめ

竹が生えない青森では、根曲がり竹のことを一般的にタケノコと呼んでいます。

根曲がり竹を採ると気は、道具は特に必要なく笹藪に入り手で採ります。ただし、自分の現在地がわからなくなり遭難の恐れがあるので注意してください。熊対策もしてください。

食べ方は味噌汁などありますが、一番のおすすめはやはり焼きタケノコです。炭火で焼いて食べるタケノコは最高です。