八甲田の春は山菜の宝庫!タラの芽、ハリギリ、コシアブラ見分け方わかるかな

春の八甲田はたくさんの山菜が取れます。山菜の王様と呼ばれているタラの芽や、姿や味も似ているハリギリを採ってきました。ついでに、コシアブラや山ぶとうの新芽も採りました。これらの種類を狙うなら、ヤマウルシと区別できないといけません。見分け方も紹介しますよ。

山菜採りに出かけよう

▲山菜採りに必要なもの

山菜採りで最低必要な装備です。長靴、軍手、虫除け、ナイフです。

狙う山菜によってはナイフは必要ありませんが、あった方が良いでしょう。地面から伸びてくる山菜はできるだけ、引き抜かずにナイフで切ってあげた方いいからです。

服装は必ず、長袖にしましょう。その上で虫除けをしておくと安心です。

タラの芽見つけた

▲タラの芽

タラの芽を見つけました。少し伸びていますが、このくらいまでなら美味しく食べられます。

二番芽、三番芽は採らない

▲二番芽、三番芽は採らない

ちょうど食べ頃のタラの芽見つけた!でも、これは採ってはいけません。

新芽を全て採り尽くしてしまうと、その木は死んでしまいます。採るのは先端についている新芽だけにしましょう。そうすることで、また来年も美味しくいただくことができますから。

味と姿が似ているハリギリ

▲ハリギリの新芽

タラの芽と姿が似ているハリギリを見つけました。

ハリギリはタラの芽と同じように、木の先端についている新芽を採ります。これもできるだけ、二番芽は採らないようにしましょう。

味はほとんど一緒です。特に天ぷらにすると違いがわからないほど。

ハリギリとタラの芽の見分け方

▲左がハリギリ、右たタラの芽

とてもよく似ているハリギリとタラの芽。見分け方は木のトゲトゲです。

ハリギリのトゲは大きく鋭いですが、タラの芽のトゲは小さく細かいです。

新芽を比べるとハリギリの方が赤いですね。はかまと呼ばれるガクの部分がハリギリの方が赤いです。

ヤマウルシに注意しよう

▲ヤマウルシの新芽

タラの芽採りに行くと必ずあると言っていいのがヤマウルシです。タラの芽と間違いやすく、触っただけでかぶれる厄介なやつです。

特徴は、新芽のうちからつぼみを持っていて、赤褐色をしています。

タラの芽とヤマウルシの見分け方

▲左がヤマウルシ、右がタラの芽

左がヤマウルシで右がタラの木(タラの芽)です。

タラの木にはトゲありますが、ヤマウルシにはトゲがなく樹皮はつるっとしています。さらに、写真のようにヤマウルシの節は赤いハートマークのような形になるのが特徴です。

簡単に覚えるなら、トゲがない新芽は採らないということだけでも十分です。

たくさん採れました

▲タラの芽とハリギリ

思っていたよりも、タラの芽は新芽が伸びていましたがたくさん採ることができました。

▲コシアブラ

少しですが、コシアブラも採れました。

今度たくさん採れたらコシアブラご飯にしようかな。

▲山ぶどうの新芽

山ぶとうはその名の通り、秋にぶどうがなりますが実はこの季節の新芽も美味しいんです。

葉が開いたタイミングでつぼみごと採ります。味はタラの芽よりも爽やかで、ほのかにぶどうの香りがする気がします。

まとめ

八甲田はスキーのシーズンが終わり、山菜のシーズンとなりました。タラの芽やハリギリ、コシアブラなどたくさんの山菜が芽を出しています。

さらに、これからはワラビやタケノコなど美味しい山菜がどんどん芽を出します。

山菜採りは夢中になると道に迷いやすいです。出かけるときは家族に連絡してから出かけましょうね。