ガイド装備の中身を動画で公開します!ザックの中に何が入っているの?
「ガイドさんのザックの中に何が入っているんですか?」お客さんによく聞かれる質問に答えます!
アバランチギアはもちろんで、ロープなどの登山ギア、ファーストエイドなど様々なもの入っているんです。ザックの総重量は12kgくらいでしょうか。バックカントリーや登山における装備の参考にしてもらえればと思います。
ガイド装備のほぼ全部
私が背負っているザックの中身をほぼ全て並べました。
アバランチギア、登山ギア、防寒着、予備のゴーグル、飲み物と行動食などなど。
アバランチギア
アバランチギアは三種の神器と呼ばれているもので、バックカントリーや雪山登山をする場合は必ず持たなくてはならない装備です。
まずは、スコップです。
三種の神器のもう一つであるプローブです。3mのものを持っています。
ちなみに三種の神器の3つ目はビーコンです。これは体につけているものなので、映像にはありません。
ロープはφ10mmで30mです。
使うことはめったにありませんが、いざという時のために持っています。
スリングは長さが違うものを3種類持っています。
また、カラビナもサイズが違うもの3種類です。ロック機構がついているものもあります。
パーツボックスの中に、ヘッドライトと予備電池を入れています。また、この中にはライターなども入っています。
ヘッドライトは直接ザックの中に入れておくと、知らないうちに電源が入っていることがあるのでケースに入れたほうがいいです。
防寒着とレスキューギア
防寒着です。インサレーションと呼ばれたりします。
映像ではダウンと言っていますが、正確には綿入りのインサレーションです。
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ツェルトもめったに使うことはありませんが、必要なギアです。
テントのように広げて使うこともありますが、直接体に巻き付けて防寒着のように使うこともあります。
レスキューギアの中で最も大事なファーストエイドキットです。
包帯や三角巾はもちろん、滅菌ガーゼなどが入っています。
予備のグローブとゴーグル
グローブは全部で3つ持っています。手に取っているのが予備のグローブです。
このほかに、冬用のグローブと春用のグローブ(すでに付けている)があります。
予備のゴーグルは4つ持っています。
天候などで曇って見えなくなることがあるので予備は必ず持ちます。また、お客さんのゴーグルが曇った場合に貸せるように多めに持っています。
飲み物と行動食
飲み物は水筒に暖かいお茶を入れています。
行動食は柿の種をボトルに入れています。こまめに食べられるのでおすすめです。
画面奥でニヤッと笑っているTonoさんがかっこいい。
予備の水は1L持っています。
春は行動時間が長く、お茶だけでは足りない場合があるので予備で水1L持っています。
動画
映像撮影:Yasuo Wakayama
まとめ
これまでたくさんのお客さんに何が入っているの?重いよね?と質問されてきましたが、答えになったでしょうか。
ザックの中身ほとんどが「もし何かあったら」というギアです。ガイドは全員、入山するすべての人たちが安全に楽しめるようにツアーを行っていますが、どうしてもケガをしてしまうことがあります。
そんな時に対応できるかどうかが重要であり、ガイドの役割の一つであると思います。これをきっかけにガイドツアーもいいなと思っていただけると幸いです。