世界遺産の山、白神岳山頂はお花畑だった
世界遺産の山、白神岳は往復およそ10時間かかる、かなり健脚者向けの登山です。
森歩きは緩やかな傾斜ですが、尾根から稜線にかけてはかなり急登が続きます。
でも、頑張って登った先にあるのはなんと、山頂お花畑がありました。
登山口
青森市から車で3時間移動してやってきた白神岳登山口。
かなり大きな駐車場で、たくさんの車を止められます。
満車で登山できないなんて心配はなさそうです。
駐車場から5分ほど歩けばすぐに登山口があります。
ここから長い山行のスタートです。
登山口から1時間ほどで分岐に差し掛かります。
マテ山コースと二股コースがありますが、二股コースは通行止めです。
今回はマテ山コースを登ります。
登山口からずっと傾斜が緩く歩きやすい道が続きます。
まだまだ傾斜が急になるのは先のようです。
最後の水場
登山マップにも載っている水場です。
夏場でも冷たく、なんとなく甘さがあるような水で美味しいです。
さて、ここからが傾斜が急になっていきます。
水場を後にして進んでいきます。ずっとブナ林の中を進んでいきます。
この場所はまだ世界遺産の核心地域ではなく、干渉地域と呼ばれる場所ですが美しい森ですね。
ここまでは緩い傾斜で長い森歩きをしてきたような道でしたが、傾斜が急になってきました。
稜線に出るまで急な傾斜を登ります。
3時間歩いてきてこの傾斜は少し辛いです。
稜線からお花畑
急登を登りおえてやっと稜線に出ました。
ここまで来るのにおよそ4時間。まだ山頂まで長いわと思ったところに、びっくりする景色が広がっていました。
こんな咲いているのは予想以上で、山頂まで長いわと思った気持ちがすっ飛びます。
稜線いっぱいに咲き乱れるニッコウキスゲは圧巻です。
山頂までずっとこのお花畑が続きます。
満開のニッコウキスゲとイブキトラノオです。長い山行の果てに見れる最高のお花畑です。
長い道のりです。ここまでおよそ5時間。やっと到着です。
稜線に出るまでがかなり長く感じますが、お花畑のおかげで稜線歩きはあっという間です。
白神岳山頂付近でやっと核心地域に入ったくらいの位置にいます。
登山口から歩いて5時間でようやく核心地域と干渉地域の境目か。やっぱりとても広いんですね。
広大な森とは反対方向を見ると、眼下には日本海が広がっています。
日本海に面していながら、この広大なブナの森はやはり世界遺産にふさわしい場所ですね。
まとめ
朝6時に登山口を出発して往復10時間。下山は16時なってしまいましたが、山頂の景色は圧巻です。
予想以上のお花畑を見られて、世界遺産の一部に触れることができる白神岳は他の山にはない独特な雰囲気に包まれているようです。
長い山行ですが、一度は行ってみる価値ありですね。