奥入瀬渓流に行くならぜひ読みたい参考書!「奥入瀬自然誌博物館」
奥入瀬渓流は美しい景観が有名な場所です。その奥入瀬渓流は地形の成り立ちを知るともっと面白いんです。奥入瀬渓流自然誌博物館という書籍は、注目されているコケや植物はもちろん、地形の成り立ちなども載っているとても面白い書籍です。載っている写真も美しくしておすすめです。
奥入瀬渓流とは
奥入瀬渓流は十和田湖から流れ出ている川で、十和田湖子ノ口(ねのくち)から焼山までおよそ14kmの区間の渓谷です。
大小様々な滝や、穏やかな川の流れ、荒々しい川の流れなど自然豊かな景観が楽しめる場所です。
最近では、渓流付近の植物やコケなど注目されており、癒しのスポットとしても知られるようになりました。
奥入瀬自然誌博物館という書籍
奥入瀬渓流に行くなら、行った後でも読んで欲しい書籍を紹介します。
「奥入瀬自然誌博物館」という書籍です。
奥入瀬渓流や十和田湖の成り立ちから、植物やコケなど奥入瀬渓流に関することが詳しく載っています。
しかも、写真がどれも美しいです。
発行しているのは、奥入瀬渓流でガイド活動などを行なっているNPO法人奥入瀬自然観光資源研究会で通称おいけんと呼ばれています。
私が奥入瀬渓流をガイドしているときも、大勢のお客さんを連れて案内しているスタッフをよく見かけます。
奥入瀬渓流のプロフェッショナルの人たちです。
その人たちが制作している「奥入瀬自然誌博物館」という書籍が面白くて、私自身も参考にさせていただいています。
奥入瀬渓流の成り立ちを知ると面白い
奥入瀬渓流は最近注目されているコケを見て歩くのも楽しいですが、私のおすすめは成り立ちです。
成り立ちを知って奥入瀬渓流を歩くと、景色が違った見え方をするからです。
以前NHKのブラタモリでも成り立ちが紹介されて話題になりました。
少しだけ紹介
ガイド中にほぼ必ず案内するお話を少しだけ紹介します。
奥入瀬渓流は、「川の流れ」、「道路」、「歩道」がほぼ同じ高さにあります。これは世界的に見ても、とても珍しい地形です。
なぜ、このような地形になっているか考えてみましょう!
と言って歩き出します。
そして答えを言う時に、成り立ちについてふれます。
奥入瀬渓流は上流のカルデラ湖である十和田湖から流れ出ている川です。
およそ1万5千年前に、十和田湖の外輪山が決壊して奥入瀬渓流が作られました。
これが大ヒントです。わかった人はいますか〜?
という感じで、お客さんにも成り立ちを知ってもらいたくて、説明しています。
奥入瀬渓流館などで売っている
奥入瀬自然誌博物館は焼山にある奥入瀬渓流館で販売しています。
また、最近ではネット販売も始めているので行く前に事前に読めますね。
ちなみにですが、十和田湖の成り立ちは十和田湖ビジターセンターに行くと展示がとても面白いですよ。
まとめ
奥入瀬渓流は美しい景観で有名な場所ですが、地形の成り立ちを知るとさらに面白さが広がります。
紹介した奥入瀬自然誌博物館という書籍は、奥入瀬渓流のプロフェッショナルであるおいけんの人たちが制作した書籍でとても面白いです。
私も参考にしている書籍なので、行く前にまたは、行った後でも読んでみると面白いと思います。