春スキーツアールートの大岳環状コース整備中
八甲田では春スキーツアルートに目印である竹竿を立てて遭難防止をしています。ガイドだけでなく、自衛隊や県警、市役所職員などたくさんの人が参加して整備します。初日はシーズン指折りの深雪コンディションでラッセルしながら竹竿を立てました。まだまだ整備中なので、開放できるのはもう少し先になりそうです。
ラッセルして大岳ヒュッテへ
天気予報ではそこまで多く降る予報ではなかったのですが、24日は大雪になりました。やはり、青森あるあるで全くニュースにならない時に人知れず大雪になるんですね。
ロープウェイ発表は降雪70cmで、さらに前日分も考慮すると降り始めからは100cmを超えていることでしょう。
ガイドが先頭でラッセルをして大岳ヒュッテを目指します。
ガイド5人が交代しながらラッセルして進みます。スキーをつけていて膝の高さになるほど深い雪です。
中村農園ガイドリーダーHiraiさんが試しにやってみようとスキーを外すと、腰から胸近くまで埋まりました。温泉にでも浸かっているかのような光景ですね。
標高をあげると暴風の影響でアイスバーンとなっているセクションもあり、かなり苦労してここまでたどり着きました。
大岳ヒュッテは氷漬け&大雪い覆われている状態で、なんとか窓を開けて中から竹竿を取り出します。
竹竿ポール設置作業開始
大岳ヒュッテ前はかなり風が強く、準備するのも一苦労です。みんなフードをかぶり防寒対策をしながら竹竿を準備していきます。
かなり強い西風だったので、今回は西側ルートをキャンセルし東側ルートへ全員来ました。ガイドがラッセルをして道をつけながら、参加者が竹竿を運んでいきます。
セッターと呼ばれるリーダー役のガイドへ竹竿を渡して設置していきます。
暴風と深雪の影響でなかなか作業に時間がかかってしまい、今回の作業は大岳ヒュッテから仙人岱ヒュッテまで区間で中断としました。持ってきたポールを仙人岱ヒュッテの裏に置いておき、後日また作業再開しましょう。
かなり寒くてカメラのレンズが凍りついてしまったので、ぼやっとした写真ですが下山中にやっと青空が見えました。みんなこれまで、猛吹雪の中で作業してきたのでほっとした瞬間でした。
まとめ
今シーズンのポール立て作業は天候に左右されています。できるだけ早めに作業を完了させて、3月頭に開放できるようにしたいですね。作業完了したら当サイトにてお知らせいたします。