整備された八甲田登山道、赤倉尾根ルート
北八甲田の登山道の中で、ほとんど整備されていない登山ルートが整備し直されて歩きやすくなりました。
赤倉岳から井戸岳方向とは逆の、八甲田温泉方向に降りるルートです。
整備されてどんな状況になったのかお伝えします。
ロープウェイ〜赤倉岳〜八甲田温泉方面
整備された八甲田登山道、赤倉尾根ルート
北八甲田の中でいくつか整備が行き届いていない登山道があるのですが、その一つが赤倉岳から八甲田温泉方向に降るルートです。
まずはロープウェイに乗って目指すは赤倉岳です。
注意していないと、花だとなかなか気が付きませんが、ミネカエデの花です。
小さめで派手さはありませんが、佇まいが素敵な花です。
田茂萢岳を後にして、しばらくすると目の当たりにするこの光景。
健脚の方は一気に登れますが、ゆっくり登りましょう。
それだけ急な場所ですから。
夏の終わり頃に咲く印象がありますが、少し早めに咲いていたイワオトギリ。
黄色い花でよく目立ちます。
近くの株はまだ小さなつぼみですね。
急登を登りおえて稜線までやってきました。
ここから井戸岳方向に向かって歩く登山道がとても気持ちいいんですが、今回はこちらではありません。
いつも歩くのは稜線を井戸岳に向かって歩きますが、このルートはここが分岐点です。
井戸岳とは反対方向です。
赤倉岳の崖沿いの道なんです。
分岐点からしばらくは本当に崖っぷちを歩きます。
足を滑らせたら大変なことになるだろうという道が続きます。
進行方向右側が赤倉岳の崖ですが、左側は八甲田の見下ろせます。
写真中央付近に見える場所は、鳴沢台地と呼んでいる場所です。
冬のツアーではよく使う斜面で、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
崖っぷちを20分ほど歩くと、刈り払った登山道が現れます。
ここが今まで藪だったのが整備されて歩きやすくなりました。
藪を歩くよりは歩きやすいですが、下に残った笹や木の根があり歩きづらい場所もあります。
特に、刈り払った笹の茎が尖っていたりするので転ばないようにしましょう。
崖っぷちを歩き、刈り払いした笹に苦戦しながらブナ林まで下りてくると、登山道は落ち着きます。
ここからはのんびりと歩いて行きましょう。
ブナ林をのんびり歩いてゴールに到着です。
ゴール地点には赤倉湧水という名前が付けられている水場があります。
夏でも冷たくさっぱりします。
まとめ
刈り払いをしたおかげでとても歩きやすくなった登山道でした。
崖っぷちを歩くので少し緊張しますが、普段なかなか歩かないルートを歩いてみるのもいいと思います。
ただし、バスが通っていない場所がゴールなのでこの登山道を使い場合は仲間と車2台使った方が良さそうです。